上の写真は山形市内から見える奥羽山脈で、通称北蔵王 縦走コースで地元では人気のある山々である。
   標高900mの笹谷峠の登山口には無料駐車場があるが、毎週土曜日曜とも成れば車は満杯になるほどである。
  結構多いのが「宮城ナンバー」日によっては山形ナンバーより多い時もある。
  上の写真と右の地図を比べれば位置関係が解ろうかと思い載せてみました。
  私はそうは思わないんですが人の話ではどちらかと言えば初心者コースとの事、家族連れ・グループが比較的多い気がします。

  尚今年は何故かこの連峰には雲が掛かる事が多く上のようにすべての山が見える事は滅多になく、残念ながら私は未だ天候に恵まれてはいない。

雁戸方面に登りカケスガ峰から山形神室方面を望む。
手前から笹谷峠、ハマグリ山、トンガリ山、山形神室と続いて見える。山形神室の左側に仙台神室も見えるのだが切れてしまっている。
笹谷から山形神室まで2時間弱、そこから仙台神室まで約50分。

 蔵王地蔵山より雁戸山方面を望む。
特別に天気がいいわけでもなかったので遠くの山々は見晴らしが良くなかった。
  多分うっすらと見えるのは山形神室と、仙台神室ではないかと思うのだが?
 ●雁戸山
  

 雁戸山は高校時代何度も登っていた山で、30年以上ぶりに登山をするにあたり最初はどこの山にしようかと考えた所、頭に浮かんだのはやはりこの山だった。
 06/05/18朝自宅を出発、登山口の笹谷峠駐車場まで約45分、ここから樹林帯の為見晴らしの良くない単調な登りを一時間30分位登った所がカケスガ

峰、ここからは見晴らしも良くハマグリ山〜山形神室〜大東岳までもが見渡せた。
 雁戸山を目指すには、ここから前山脇の宮城県寄りを通らなければいけないが、何と斜め斜面に分厚い残雪が、しかもこの斜め斜面結構きつく万が一滑ってしまったら遙か下方の沢まで転げ落ちてしまいそうだったので、この日は山頂までの登頂は断念した。
 そのとき雪の上をギリギリまで登って撮ったのが右の写真です。
 手前が「蟻の戸渡り」と呼ばれている所で、登山道は細い岩稜が続きその両側とも急な斜面に凄い迫力!を感じた。

 今は凄い!!と感じているが、何故か若い時代はそんな事を思った事が無いのが不思議ではある。
 この「蟻の戸渡り」の奥に見えるのが雁戸山である。
 その後6月に2度挑戦したが、1度目は体調悪く写真撮っただけで引き返し、2度目は天候が急変し霧が掛かって雨が降り出しそうになった為断念した。
 山頂に登頂出来たのは8月になってから、それも霧の為視界悪く写真処では無かった。
下の写真をご覧になれば、今にも崩れそうな所があり既に崩れている所が何カ所か右下の写真は足を滑らせたら大変な事に!風化が始まっているのか?
 何カ所かこの様にロープが張られている所もある。
 

ここに立っていると不思議です。
 もしかしてつまずいて、左側に倒れてしまったら真っ逆さまに落ちる!多分助からないと思う?

 ↓雁戸山の山頂
 天候が良ければ素晴らしい展望が開け、左から
飯豊連峰・朝日連峰・月山・鳥海山全て見えると
いうが、この日は全く何も見えなかった。



 手前が「蟻の戸渡り」、その奥に見えるのが雁戸山。
 何カ所か崩れているのが見える。
 あそこから落ちたら助からないだろうなと行く度に思うのである。
 この年だけで8月までに5回も行っているのだから、やはり魅力が・・・‥?

  ●笹谷峠〜ハマグリ山〜トンガリ山〜山形神室〜神室岳(仙台神室)

↑笹谷峠の登山入口から「二口峠・面白山方面」に向かって登って行くと約40分ほどでここに到達する。雁戸方面とは違い見晴らしは良好である。但しこの日は霧雨で何も見えなかった。

↑最初の登り切った頂点がハマグリ山の頂上。


この先にはコースは短いものの岩稜の厳しい下りが、雨降りだった為滑らないよう気をつけた

上の左側がトンガリ山山頂、右側が山形神室の山頂
ここで折り返して帰って行くのが普通であるが、健脚向きにはさらに北上して二口峠〜面白山に縦走するコース、もしくは東に向かい宮城神室に向かうコースあり。
←神室岳(仙台神室)の山頂
この日は友人と一緒だった為、物足りないとばかりに山形神室から仙台神室に向かった。 一度2〜30分下ってからの登りがかなりきついと感じた。 まるで壁をよじ登っているような?
霧で殆ど見通しの効かない状態で登っていたのでそう感じたののか?登頂したのは'08.6.3、この日は雨こそ降らなかったものの霧に遮られて見通しが悪かったものの1200mより上がからっと晴れ渡り下のような雲海の風景が!

上の左は雁戸山側のカケスガ峰から眺めた風景。
左のとがった部分が「山形神室」、真ん中が「仙台神室」。
その右奥に「大東岳」が見える。
仙台神室と大東岳及び雁戸山は東北の100名山になる。
上の右側が山形神室から眺めた「仙台神室」、登山道が垂直に伸びているのが見える。きつかった訳である。
登っている時は霧で何も見えず、帰りに眺めたら上の部分だけ見えるようになっていた。
右の写真は仙台神室から眺めた蔵王方面。→
手前が「雁戸山」右の奥の山頂が熊野岳になる。
当初は霧で何も見えなかったものが、徐々に晴れ上がりご覧の通りに!
登頂すると直ぐ下山してしまった人が結構居られたが、残念な事にこの光景は見ていないだろう。

'06.10.05 更新 simozyo
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